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日常を怯えて過ごす人間の雑記

モハメド・アリ 勇気の連鎖

昨日、僕は3年ほど放置していた本に、

手を伸ばした。

『殴り合いの文化史』左右社

樫永真佐夫による、

多角的な視座からの、殴り合いという行為の論及にハマり、

あっという間に読了。

 

そんな中、

モハメド・アリ 勇気の連鎖

この番組を観た。

 

アメリカ、ケンタッキー州ルイビル

1人の少年が自転車を盗まれ怒った。

カシアス・クレイ 12歳

彼は、ジョー・マーティンという警官に、

ボクシングを習う。

 

そして、6年後の18歳の時、

彼は、オリンピック優勝。

 

1964年、差別への怒りから、

モハメド・アリと改名した。

 

そして、あのターニングポイント

ベトナム戦争への徴兵拒否。

黒人を利用して殺しに加担させる白人への抵抗。

しかし、民衆は愛国心に欠けた臆病者のレッテルを貼った。

 

アリは訴える。

リングでの戦いと、

戦争での戦いは、

全く別物であると。

 

それから7年、

アリは、25歳の王者、

ジョージ・フォアマンを、

8ラウンドで、リングに沈めた。

1974年10月30日

世に云う

キンシャサの奇跡』

彼の生き様は、

多くの人々に響いた。

バラク・オバマの事務室には、

アリの写真が飾られている。

 

2016年6月、

ビッグマウスに挑発、

しかし、

誰より平和を愛したボクサー、

モハメド・アリは、

74歳で永眠。

 

まさに彼は、

僕の中でも華麗に舞い、

今も蜂のように心を突き刺す。

ひとつの伝説。

 

では、また。