郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

死刑執行は正しかったのか。

NNNドキュメント

『死刑執行は正しかったのか』を観た。

30年前の誘拐事件

飯塚事件

密着したのは、日本テレビと福岡取材班

 

1994年

目撃証言

DNA鑑定

土地勘

アリバイ無し

以上の状況証拠から、

久間三千年氏が逮捕され、

2006年死刑確定

2008年死刑執行

享年70歳。

 

この裁判にはいくつかの問題点がある。

 

まず、当時の科警研による、

MCT118型鑑定の欠陥

 

そして、久間氏の車であったマツダ・ボンゴ

この車が、

血痕や尿反応の出た車両と一致するという証言が誤りだった場合には、

無意味。

 

眼球運動の観点からも、

車の目撃証言は怪しいという。

 

さらに、八丁峠のワゴン車の確認から、

遺留品の確認まで48時間経っていて、

尚且つ、遺留品がいつからあったかも不明。

 

それでも、裁判所は控訴を棄却。

 

近所で、起こった類似事件に起因する、

見込み捜査だと言う方もいる。

その上、

1992年には、他のバイパスでの目撃者もいた。

 

これらの隠蔽に、

弁護団

徳田靖之共同代表は、

一生闘うと言った。

 

行政文書の開示請求からの、

アンサー紙面の中、

理由はほぼ、真っ黒に塗りつぶされていた。

 

「疑わしきは被告人の利益に」

この大前提が蔑ろにされていると感じる。

 

人は、神の代行者として、

一方的に人を裁けるのであろうか?

 

では、また。