郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

僕は偽善者

小学生の頃。

バスにご老人や身体が不自由な方が乗ってくる時は、すかさず席を立ち、

最前列に向い、降りるオーラを出した。

または、最初から席につかずに、

立ったままでいた。

何故か?

それは、席は譲りたいが恥ずかしい。

子供心であった。

 

そんな訳で、

自ら席を譲ったり、

声がけをしてサポートしたりするようになったのは、

もっと後の話である。

 

また、僕は誰かの誕生日、

父の日、母の日、敬老の日etc

そういった感謝の日に一方的に、

贈り物をしてしまうきらいがある。

多分、ありがた迷惑。

 

花だったり、手紙といった温かいものが、

照れ臭くて、現金やギフト券をプレゼントすることが多いが、

好きな物を買った方がいい、

その足しになればいい。

という何処か冷めた思考が内情。

 

さらに、知人友人にレターパックで、

本やDVDを送ることもある。

なんとなく、その人が好みそうなモノを、

自分なりにセレクトして。

手渡せばいいのだが、

サプライズという形にしている。

 

ビラ配りの方、

清掃員の方に道で会ったり、

配達員の方が来たりすると、

つい、ひと言謝辞を述べてしまう。

余計なお世話だろうに。

 

昨年は、本の寄贈のキャンペーンにも、

一応参加させていただいた。

 

長くなったが、

これらの行動から結論を導き出すと、

自己満足に尽きる。

偽善者だと感じる。

 

しかし、その偽善で誰かが救われたり、

何かの、憂鬱が晴れたりするならば、

僕は、道化でいい。

 

では、また。