郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

文明の香り

雑貨屋で買ったお香を焚く。

無音の中で、

椅子にもたれ眼を閉じて、

遥か悠久の時代をイメージする。

限られた時間の中の、

無限なる夢幻。

古今東西

自在に飛び回る意識。

例えば、

海底から、

銀河の恒星の彼方まで、

天地開闢から、

弥勒菩薩の降臨まで、

トランポリンの様に、

行き来する。

SFであり、フォークロア

眼を開ける。

そこに映るは、

錆びたCSのアンテナ。

 

では、また。