郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

食べるということ

恥ずかしながら、

食事は、肉体に栄養を与える行為。

生きる為の1つの所作に過ぎない。

そう思っていた。

そこには、

夥しい生命というバックボーンがあり、

それを、

搾取している自覚も希薄、

というか皆無であった。

 

生産者の方々、

いただいている無数の農作物から、

畜産の動物に至るまで。

 

僕は、サイクルの中にいたのだ。

痛覚があるという生物の、

命まで、奪いながら。

 

僕が最も尊敬する、

藤田和日郎先生の傑作、

邪眼は月輪に飛ぶ

この作品に於いて、

猟師の鵜平は、

「何で、自然の前でかしこまれねえんだ?」

この様に、問いかける。

 

昨今の、自然動物に対する、

駆除という表現。

これも違和感を感じてしまう。

我々こそが、

部外者であり、侵入者。

僕は、そう思う。

 

押し付けがましくなるので、

ここで、終わります。

 

僕は、食事に感謝

 

では、また。