郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

晩夏の情景

スガシカオが流れている。

夏もあと少しかと思いながら、

カラフルなグミをもぐもぐと咀嚼する。

ストックしていた漫画は、

すぐに読んでしまい、

中村淳彦のルポをめくる。

窓の外、

地方都市の道は、人もまばらで車の流れもあまりない。

カレンダーを確認すると、

10月は、親戚の誕生日が続く。

プレゼントは、何にしようか。

ソファに、

釈迦涅槃像の如く横になる。

軍縮条例、昼の食事、新作映画エトセトラ、

取り止めのないことが頭に浮かぶ。

微睡みの中で、

土曜の朝は摩耗されていく。

 

では、また。