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日常を怯えて過ごす人間の雑記

ソルジャードリーム

僕が生まれて初めて買ったCDは、

鬼神童子ZENKI

これは、

アニソンシンガー影山ヒロノブの曲!

現在はJAM Projectのリーダーとして、

世界で活躍している影山さん。

おそらく僕位の世代ならば、

ドラゴンボール関連の曲で、かなりの認知度があると思う。

そんな影山さんだが、

かなりの苦労人。

LAZYというバンドで、デビューするも、

解散、

「あいつは終わった」

そう言われながら、

きつい肉体労働をこなし、

日本中を、弾丸ツアーして喉を鍛えた。

そんな折に、

KAGE名義で、

電撃戦隊チェンジマン

で特撮ヒーローの主題歌を担当。

厳密には、『超時空騎団サザンクロス

その劇中歌で、

アニソン界に進出した。

そして、1988年

聖闘士神話 ソルジャードリーム』

翌年、

影山さんの代表曲

『CHA-LA-HEAD-CHA-LA』

が誕生!

アニソン史で屈指の認知度を誇る名曲。

 

作詞をされた森雪之丞さんによれば、

このフレーズに特に意味は無く、

響きを重視したようだが、

見事なインパクトを放つ曲だ。

 

ここから、影山さんは膨大なアニソンを担当するレジェンドへと駆け上がっていく。

僕も夢中になり、

なけなしのお金で、

影山さんのCD-BOXを買ったのを、

ハッキリ覚えている。

 

話が逸れるが、

昨今、カラオケバトル番組で若者たちが、

高得点を狙いデビューを視野に入れている様だが、僕は何となく疑問符が残る。

影山さんの様に、

強力な個性を放つ歌い手が、

見受けられない。

影山さんの歌声は、

一発で、認識できるほど印象的だが、

カラオケバトルで100点を取る秀才さんには、

あまり個性を感じない。

 

そんな影山さんが危惧しているのが、

アニメのタイアップ化。

従来のアニソンではなく、

作品と直接関係ない内容の、

J-POPが起用されることである。

確かに、

かつてのアニメ群には、

そのアニメ特有の曲が使われていた。

大人の事情があるとも思うが、

僕も残念に感じる。

 

その様な経緯からアニソンを守るため、

影山さんは、

JAM Projectを立ち上げた。

メンバーが変わったりしているが、

個人的に、

『鋼の救世主』には熱狂したし、

最新の曲にも注目している。

 

僕は、音楽、歌唱の技術論には、

全くの無知であるが、

影山さんの歌声には、

インパクトと優しさが、

融和している様に思える。

イナズマに打たれながらマッサージを受けているような感覚。

なんか変な例えだが、

影山ヒロノブという戦士の活躍、

ソルジャードリームを、

これからも、応援したい。

 

では、また。