座敷女

本作は、

『ドラゴンヘッド』の作者、

望月峯太郎の作品であり、

1993年に出版され、

1冊にまとまっている。

僕は、この漫画の最初のカラーページが凄く好きだ。

アパートと曇天の描写で、

これから何か不穏なことが始まる。

その予兆がこちらを不安に導く。

さて、内容は、

ざっくり言うと、

とある髪の長い長身の女性による、

惨劇。

スプラッターではない。

だが、恐怖が半端なかった。

『こころの中の深い森』日本実業出版社

この本の巻末で、

精神科医の春日武彦が、

「狂気というものが我々に与える素朴な恐怖を改めて確認する意味でも、重要な作品」

と評している。

春日先生がそうおっしゃるのだから、

説得力がある。

というわけで、『座敷女』

ご一読を！

では、また。